初めての家の売却。
なかなか経験をするものではなく、あなたが不動産会社の社員でない限り、売却の手順や進め方をマスターしていることはおそらくないでしょう。
少なくとも、この記事を読んでいるあなたは、「不動産 売却 初心者」というキーワードか、また他の検索結果でたどり着いているのかもしれません。
この記事では、これから不動産の売却を考えている方で、必ず疑問に思う「売却の進め方」についてわかりやすく解説をしていきたいと思います。
数が少ないながらも、不動産の個人間売買の例もありますが、売主、買主の関係性が親族や身内といった信頼を得られる相手でなければ、その先のトラブルにも成りかねません。
日本では、一般的に不動産仲介会社が売主と買主をつなぐ役割を果たします。
まずは、これから売ろうとしている家や土地のお近くの不動産会社や、情報をリサーチした上で、２〜３社程度不動産会社に直接相談をしましょう。
ここでのポイントは、「２〜３社程度初回の相談をしてみること」です。
売却をしている物件は、あなたの大切な資産となります。
その大切な資産を親身に売却活動をしてもらえる不動産会社を探すためには、１社だけでは心もとありません。複数の会社に相談をするようにしましょう。
不動産の査定方法は、大きく分けて２通りの方法があります。１つは、机上査定。
もう１つは、訪問査定。
机上査定とは、文字の通りの意味となり、査定をする不動産の周辺相場を考慮した上で算出される査定方法となります。
どちらかというと、大まかに相場感を調べる際には、机上査定で十分な情報を得ることができます。
一方で、訪問査定とは、物件に出向くことで、紙面や言葉の情報以外のものを把握し、周辺の環境や隣地との境界線など、細かな情報を含めた査定額を出すことができます。
より正確に、ご自身の不動産の価格が知りたかったり、売却を本格的に進める意向であれば、不動産会社に相談をする際に訪問査定も依頼しましょう。
訪問査定後、査定の評価が手元に届きます。
その際に疑問に思ったことは必ず質問していきましょう。
あなたが、「信頼のできる不動産会社」と思ったら、媒介契約の締結に進みます。
媒介契約書は、通常、不動産会社で用意をするので、必要事項を記入し、押印をします。
媒介契約書を締結するまでは、不動産会社は販売活動を開始することはできません。
口約束では不動産会社は何もできないということになります。
媒介契約を締結すると、不動産会社は早速販売活動に入ります。
購入希望者から内見の申し込みも入るでしょう。
売主の立場として、柔軟に対応をしておくことが必要となります。
その後、物件を気に入った買主が、購入したいという意思表示として、買付け申込書を記入します。
買付け申込書が入ると、不動産会社より連絡が入り、買主の属性や、条件などを知ることができるので、進めるのか、そうでないのかの判断をしましょう。
常に、売主のあなたの隣には、不動産会社がいます。
相談や分からないことがあれば、時間を置かずに相談をしていくことがポイントです。
買主は、買付け申込書の後、ローン等の事前審査に入ります。
その後、問題なく進むと、売買契約の締結となります。
契約時には、売主側にも揃えなければいけない書類が発生します。
漏れのないように不動産会社と連携を取りましょう。
売買契約締結後、物件引き渡しまでの間に、抵当権の抹消・ローンの完済手続きも進めておきます。
売買契約辺りから、売主もやるべき項目が発生してくるので、タスク管理やスケジューリングをしておきましょう。
最後に、物件引き渡し時に、残代金の支払いを受領、鍵の引き渡しをし、不動産の売却が一通り終了となります。
売却活動は、売主様ご自身だけではなかなかできません。
ご自身の意向をきちんと尊重し、さらに、提案をしてもらえる不動産会社に出会えること、また、二人三脚で売却活動を進めていくことも大切な売却活動のポイントです。
以上、お読みいただきありがとうございました。
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