住宅ローンで気を付けたい転職やクレジットカードの使い方

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2021年06月28日

不動産コラム

住宅ローンで気を付けたい転職やクレジットカードの使い方

近年は終身雇用という言葉も消え、転職が当たり前の世の中となっています。

しかし、住宅ローンを組もうと考えている場合には、当たり前となった「転職」も要注意です。

住宅ローンは信用性を審査されるため、転職のタイミングによっては大きな影響を及ぼしてしまう可能性があります。

また、身近に利用しているクレジットカードも使用方法に注意したいポイントです。

今回は、転職やクレジットカードの使い方が、住宅ローンにどのような影響があるのかご紹介します。

住宅ローンで気を付けたい「転職」のタイミング

住宅ローンの審査では、勤務先の情報を始め、勤続年数や雇用形態などが審査ポイントとされています。

そのポイントからすると、住宅ローンを組む手前に転職をすることは、審査上不利になります。

勤続年数が長ければその分の信頼度は増し、勤続年数が短いと信頼度が低いということです。

しかし、どうしても転職をしなくてはいけないタイミングもあります。

住宅ローンを組む前後で転職をするメリット・デメリットを覚えておきましょう。

■転職前に住宅ローンを組むメリット

転職前に住宅ローンを組むメリットは大きくわけて2つ。

・勤続年数が長ければ収入が安定していると見なされる

・想定年収が不安定でない

金融機関の審査では、勤続年数を1年または3年以上としているケースが多く、転職したばかりだと条件を満たすことができない場合もでてくるでしょう。

その審査基準に達するまで、住宅ローンが組めない可能性もあるので転職のタイミングは要注意です。

また年収に関して、転職後に確実に上がる場合は良い改善点ではありますが、減少する場合があると不利なポイントとなります。

金融機関の審査は、前年度の収入が審査対象です。

転職したばかりとなると、見込み年収ということになり、賞与は想定されません。

■転職前に住宅ローンを組むデメリット

住宅ローンの組みやすさだけでいけば、転職前に住宅ローンを組むことをおすすめします。

しかし、その後転職をすぐするつもりであれば、下記のデメリットにも気を付けましょう。

・転職後に収入が現在よりも下がる可能性がある

・転職後、トラブルや人間関係などで退職する場合もある

転職がうまく行くケースもあれば、想定外のリスクも隠れています。

転職前に住宅ローンを組んだものの、転職後に収入が減ってしまった、転職先が合わず辞めることになったなどの可能性があります。

その場合には、金融機関に相談をして支払い額や借入期間の調整などを検討しなくてはいけません。

住宅ローンで気を付けたい「クレジット」の使い方

住宅ローン審査で引っ掛かりやすいポイントは、「クレジットカード」の利用についてです。

クレジットカードを普通に利用している分には問題はありませんが、リボ払いや分割払い、キャッシングなどがある場合には特に注意しましょう。

きちんと支払いをして完済していれば問題ないのですが、支払いの遅れがあった場合や、リボ払いや分割払いが残ったままの住宅ローン審査は不利になります。

借り入れがある状態と一緒のことなので、住宅ローン審査までには綺麗に完済しておくことがおすすめです。

また、スマートフォンの機種代金分割払いもローンと同じです。

支払いが遅れると信用情報に傷が付き審査に影響します。

毎月の電話料金に機種代も含まれているので「借り入れ」しているという事を意識していない場合も多いので気をつけておくべきポイントです。

可能であれば住宅ローンの審査を申し込む前に機種代金は一括で支払っておいた方が良いでしょう。